楽しい科学 トム・ティット著 1890年楽しい科学 トム・ティット著 1890年? ラルース社(27版)↑何やってるの、この子....。 我が家の蔵書のなかで数少ない洋書をご紹介します。といっても、子供向けの科学雑誌です。ただし、19世紀末フランスの...。 著者トム・ティットが、身の回りのものを使って、さまざまな科学実験をおこないます。バランスの不思議、重力の不思議、光の不思議...。 やじろべえを作ったり、グラスをぶん回したり、手で影絵を作ったり...。 中身はどうってことないのですが、イラストの印象がけっこう強烈です。 Poyetというサインがところどころに見えますが、このPoyetなる人、当時の科学イラストレーターの中では売れっ子だったようで、いろいろな雑誌に挿絵を載せています。 この挿絵、実は木口木版で作られています。まだ写真製版が確立されていない当時、いちばん安価でしかも大量に印刷ができる方法だったんですね~。 独特の絵が醸し出す前世紀のムード。いいなぁ。 ほんとうは全く別の目的で手に入れたのですが、中身がけっこう面白いので、たまにぺらぺらと頁をめくってはニヤニヤしております。 もっとフランス語ができれば、すいすい読めるのですが...なかなかねぇ。 ジャンル別一覧
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